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多世代の福祉ニーズに応える ふくしの生協
2019-08-14

講談

 この二月から交流館に勤務しております。私の趣味の一つ、講談についてお話しさせていただきます。

 今、明治以来百年ぶりの講談ブームだそうです。閑古鳥が鳴いていた会場が満員御礼になり、人気講談師が出る寄席やホールには長蛇の列ができるとは、小生が講談教室に通い始めた五年前には想像できなかったことです。

 そもそも講談とは何でしょう?落語、浪曲と並ぶ日本三大話芸の一つで、五百年の歴史があり、釈台という机の上で張り扇(はりおおぎ)をパンパンと叩きながら調子よく物語を読んでいく伝統話芸です。その題材は、軍談物、武芸物、世話物、三尺物(任侠物)、白波物(盗賊が主人公)、お裁き物(大岡政談等)、怪談物、御家騒動物(赤穂義士伝等)、人物伝、時事物(ニュースネタ)、そして何でもありのオリジナルな新作と、実に幅が広いのです。

 私が講談を習うようになったきっかけは、三十五年勤めた広告会社で、後三年に定年が迫ったある日、趣味の格闘技(フルコンタクト空手)やゴルフを怪我で休んでいた時、ふと体は動かなくても口は動かせるぞ!そうだ定年後も長く続けられる話芸はないか?大好きな映画や格闘技の面白さ、楽しさを人に伝えるすべはないか?と思い立って探していた時に講談というジャンルが浮上。そしてネット検索したところ、中野区立産業振興センターで開催されている、講談協会真打神田山緑さんの講談教室に巡り合ったのです。

 聴くのも楽しいのですが、やるのはもっと楽しいのが講談です。家やカラオケボックスで大きな声で、銭湯やウォーキング中にブツブツと小さな声でと、一人でマイペースで稽古できるのも講談の魅力の一つです。習い始めて五年、教室の発表会だけでなく、地域センターや図書館でのボランティア高座、自主勉強会と発表できる機会を徐々に増やしています。できればこの好きな話芸の世界を活かして、利用者の方に喜んでいただける事業企画を進めていければいいなと思っている今日この頃です。

私のお気に入り(地域交流館 YO)

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