住まいは家族をつなぐ

住まいの応援隊 入倉康和

シリーズ第二回ですが皆さんは「つなぐ住まい」から何を思われるでしょうか
前回のご案内は、荒んできたところの住まいをリフォームすることで「心機一転」新たな生活に踏み出した、人と住まいをつなぐ事例でした。今回は住まいを通じて、人と人のつながりを助けた例です。

123○夫婦をつなぐ
70代の御夫婦それぞれが体調を崩され、回復されてからのご依頼でした。
40年前に新築マンションを購入されたときにインテリアのアレンジをご依頼されたことからのお付き合いです。
今のマンションは30年ほど前に移られたところですが、これまで大きな手は加えられていませんでした。
今回のご依頼は床、壁天井の張り替と水回りの更新を「家内の言うようにやってくれ」でした。
そこで、これからの御夫婦の生活を形にすべくと、一部間取りも変えてのリフォームとなりました。
完成後、「家内が、毎日ニコニコしながら歩き回っている。」とのご主人の破顔で、ご夫婦円満の一助となったぞと・・

○親子をつなぐ
40歳代に自宅の新築を依頼された方が、15年ほど経って結婚される娘さんの新居の設計を頼むとの話です。
親御さんに増して娘さんの強いご支持も頂きました。
当時からの、建主の家族に向けた想いが、家を通じて「楽しい家族」となり、これから家族を作って行く子供達にもつながったかなと・・
人は家を作ります。が、実は、その作った住まいが逆に人間関係を作ることは意外と認識されていません。
毎日まいにち何年、何十年、子供のときから大人になるまで、また、夫婦二人から子供が独立した後まで・・
住まい手の想いが一番大きな力ではありますが、夫婦や親子の関係、ご近所、お知り合いとの交友関係、はたまた健康や家庭内事故を原因とする家族の関係まで、家は様々な面で住まう人たちを変える力を持っています。
住まいは、人同士の距離を作ると同時に想いを伝え、つなぐための大切な道具なのです。
一度手入れをしてみませんか。

1233○人をつなぐ
春には学習院大学を見学した建築散歩。11月には飛鳥山から十条に至る北区の文化財建築を巡りました。
それぞれの建物も歴史を通じて多くの人と人をつないできたことと思いますが、座学や解説も充実して、今回は高齢協の仲間もつないでくれました。
感謝