「めでたさも 中くらいなり おらが春」というのは、たしか一茶の句ではないかと思いますが、今年の正月はそのぐらいのめでたさのように感じます。
昨年暮れに、衆議員選挙と都知事の選挙があり、その結果はすでにご承知のとおりです。その意味では、日本と特に東京都民にとっては、この正月はまさに新しい時代の始まりです。だが、問題はその中身です。世界も大きな変動期を迎えていますが日本も同様です。
経済、政治、社会等々が大きく変化する可能性があります。私たち、とくに高齢者の暮らしが良くなる方向へ社会全体が動いてくれると良いのですが、どうでしょうか?
自公政権が衆議院で3分の2以上を確保したことによって、憲法の改訂、国防軍の創設なども話題になっています。第2次大戦や、戦後の食糧難の時代を経験したことのある高齢者の多くは、戦争のない平和な時代が続くことを望んでいるのではないでしょうか。
戦争の悲惨さと平和の有難さを、戦争時代を体験したことのない若い世代に語り継ぐことも高齢者の大事な仕事ではないかと思います。
もう一つ、新しい政権に対しては、社会福祉や、社会保障など高齢者や社会的弱者に対する政策の充実を望みます。ただ、これはこれまで何度も言ってきたことであり、簡単に実現されるとは限りません。そこで、私たち高齢協はむしろ自分たちの協同の力でおたがいの住みやすい、生活しやすい社会環境を作り上げていきましょう。高齢協の組織と活動は、まさにそのためのものだと思います。今年も、一人一人の組合員がいろんなアイデアを出しあい、またいろんな経験を交換し合うことによって、東京高齢協の活動をより充実させ発展させてゆきましょう。
「中ぐらい」のめでたさ、が1年たってみたら「最高」のめでたさに変わっているよう、みなで元気に頑張って行きましょう。お互いに健康で、楽しい1年が過ごせるよう期待しています。

(田中 学)