4年間の金沢勤務をした私にとって、北陸線の車窓から望む立山連峰は懐かしい思い出の風景であった。

その立山連峰を舞台にした「春を背負って」が封切られたと知り、早速観に行くことにした。

トレーダーとして働いていた主人公の亨は、亡き父の残した山小屋を継ぐことになった。

その山小屋には居場所を求め集う人々の交流、絆に溢れていた。

大自然には美しさと脅威がある。山で人と出会い、自分を知る。

圧倒的な大自然には、社会の鎧、嘘は無用である。

そのことに気づき、本当の自分を知り、大自然に対して正直に向き合った時、山は美しさで迎えてくれる。

人々との絆と大自然の美しさを知る貴重な映画である。