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多世代の福祉ニーズに応える ふくしの生協
2014-10-19

高齢協らしい介護とは

(副理事長 福地久仁子)

 介護保険が施行されて来年で15年になります。その間3年ごとに法改正が繰り返されてきました。27年の改正は介護を社会で担うという基本方針は変わりませんが、今までの基準を緩めて互助の拡大を求めています。2025年の後期高齢者人口の急増を見据え、介護保険の財源不足を補うために介護保険の支出を抑える仕組みです。
 少しだけサービスを受ければ、今まで通りの生活を住み慣れた家、地域で継続できます。そんな高齢者は今後も増え続けます。その支援を介護保険から切り離すことが今回の改正のポイントです。
 要支援の高齢者が必要としている支援は家事がほとんどです。特に買い物、お風呂掃除、電球交換、布団干し、掃除機かけなどです。この部分が介護保険ではなく住民主体のサービス提供へ移行します。地域のボランティアやシルバー人材を利用した多様な担い手をつくりだし、そのサービスを利用しながら高齢者が地域とのつながりを維持できるという考えです。都会ではすっかりなくなっているご近所付き合いを復活させて地域福祉の中心にしていくというのです。
 これは、わたしたち高齢協の基本方針と一緒です。
住み慣れた場所で最後まで輝いて」いくために組合員相互の助け合いが活きてきます。
 事業所にはいつものヘルパーさんと時々手伝っていただく組合員さんがいて、利用者さんやケアマネさんからの依頼で地域に関わる。ある日は組合員さんと利用者さんが一緒に事業所のミニデイに参加する。町田や世田谷、国立などでそんな風景も想像できます。多様な担い手による多様なサービスを提供できるのが組合員に支えられている高齢協の強みです。
 一方で専門性を活かしたヘルパーが、地域の高齢者の在宅生活維持のために医療・看護と強く連携をとりサービスを提供することも求められています。わたしたちは、全国の単協と連携をとり在宅限界点を高めるためヘルパーや責任者の研修等に取り組んでいきます。
 地域にいつも広く扉を開け、丁寧にかつ迅速にサービスを提供していくのが高齢協です。

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