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多世代の福祉ニーズに応える ふくしの生協
2018-10-30

芋煮

 山形出身の私は秋になると無性に芋煮(つゆだくタイプの煮物)が食べたくなる。1989年から始まった山形の秋の風物詩「日本一の芋煮会フェスティバル」は直径6mの大鍋で約3万食もの芋煮を作り、県内外の人に振る舞われる。この様子は毎年秋になるとテレビのニュースや新聞記事でご存じの人も多いと思う。山形の秋といえば「河原で芋煮会」だった。家族や友達と河原で芋煮を作り、わいわい食べるのが恒例行事となっている。
 作り方はシンプル。主役の里芋(山形にはどこのスーパーにもすでに水煮されている里芋が売っているので下処理不要で手間いらず)、準主役の牛肉(脂が程よくある牛肉でないと旨味がでない。こま切れで十分)、板こんにゃく(手で一口にちぎる)、きのこ類(しめじ、まいたけ等を小房に分ける)を大きめの鍋で柔らかくなるまで煮る。砂糖、酒、しょう油で味付けし最後に長ネギ(ななめ切り)を入れて出来上がりだ。
 芋煮を美味しく作るポイントは、山形人には欠かせない旨味たっぷりの「味マルジュウ」をしょう油代わりに使う事だ。「味マルジュウ」はめんつゆとだししょう油の中間のような味。「味マルジュウ」を使う時の砂糖は控え目でいい。
 そういえば先日我が家で、暑気払いと称して芋煮を食べた。考えると東京の我が家では一年を通して芋煮を食べている。だけど秋に食べるのは特別だ。故郷の懐かしい友の顔、笑い声、河原の風景を思い出す。秋になり我が家の子供達に「芋煮が食べたい」と言われるとなんだかとてもうれしくなる。間違いなく私の芋煮好きが子供達に受け継がれている。 

私のお気に入り(地域交流館 AT)

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