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多世代の福祉ニーズに応える ふくしの生協
2012-06-29

私の介護の原点

先日、青森の八戸大学での「介護従事者のための公開講座」に参加して来ました。5回目にあたる今年のテーマは「今こそ原点回帰」副題は「あなたの〝介護の原点は何ですか?〟」ハッ!としました。「私にとって介護の原点とは?」と振り返る良い機会の講座でした。
何も分からずホームヘルパーとして利用者と関わり始めて30年近くとなります。私の時代は障がい者や病気により不自由な身体になった高齢者は家から外に出られず、言葉は悪いが幽閉され人の目に触れる事は少なかった様な気がします。私は呑気な楽しい学生時代を送り、福祉とは程遠い生活をしていました。
新たに国立市で生活を始めると、堂々と障がいを持った方達が生活をし自己を確立して行く姿に触れました。子育てをしながらその事が身近になり、気が付いた時にはどっぷりと首まで福祉と関わる生活にハマっていました。自分の知らなかった世界や障がいを持った方達と知り合う事に新鮮な気持ちになり「自分は人が好き!人と関わる事が好きなんだ!」と気付かされていました。
有償ボランティアの時代は、今考えれば気が付くはずが、その時は何の疑いも持たず利用者の要求に言われるままにサービスを提供。しかし「この形が私の望んでいた介護?」と疑問を持ち勉強を始めました。その時の指導者・講師が素晴らしく、人は人として皆同じ立場で関わっていく事。一方的な上から目線で接したり反対に自分を卑下したりする上下関係を持ってはいけない事。ただヘルパーとして利用者を陰から支え、利用者が自分で行った様に満足される喜びを共有する事。その仕事に誇りを持つ事を教わりました。その原点を思い出しました。
皆さんも一度自分の原点は何だったのか思い出してみませんか。

福永陽子

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