「生協10の基本ケア」は、利用者自身の「ふつうの生活」を取り戻し、利用者・家族のQOL(生活の質)を高めていくもので、全国の生協の福祉事業で導入されています。ヘルパー一人ひと りがこの基本ケアを心がけることが、住み慣れた地域で「ふつうの生活」を送り続けたいという思い に寄り添えると考えます。

高齢者文化施設は、社会資源の一つとして地域の高齢者を支える役割を担ってきました。元気な高齢者でも加齢に伴う心身の変化は著しく、施設での気付きで適切なサービスにつながった事例が多くなっています。介護予防のための体操や健康講座は各館で工夫を重ね、交流イベントやサロンなどで地域に働きかけました。