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多世代の福祉ニーズに応える ふくしの生協
2014-01-15

地域社会での高齢者の役割

(理事長 田中学)

 東京高齢協も、設立以来15年をすぎました。この間、社会も変わり高齢協もいろいろなことがありました。しかし、ともかくここまで頑張ってきたのですから、今年もさらに一歩前に進むように、力をあわせて頑張りましょう。一昨年の東北大震災とそれに伴う福島の原発事故などからの復興が終わらないうちに、昨年は伊豆大島の豪雨による被害、さらにはフィリピンの台風被害など、近年日本ばかりでなく世界的にも、自然災害が相次いでいます。また、社会的・政治的にもいろいろな問題があります。特定秘密保護法の制定など、東アジアでの国際緊張を強める結果をもたらしているだけではないでしょうか。最近、中国から帰国した友人などの話を聞きますと、日本についての見方は内側からと外側からで、かなり異なるようです。
 自然災害と言い、社会・政治の動向といっても個々人の力の限界を超える部分もあります。しかし、自分たちの日常の暮らしを守り、そこでの一つ一つの問題を解決して行くのもまた、私たち自身ではないでしょうか。最近、高齢社会という現状において、二つのことが言われているようにおもいます。ひとつは、世代間協同ということであり、もうひとつは地域間協同と、その前提としての地域社会の協同と連帯です。災害からの復興予算とか年金・医療問題等々は、社会保障の問題として前者に属すると思います。しかし、地域内のさまざまなニーズや、災害時の状況等に対応できるのは、直接的には地域社会ではないでしょうか。その意味で、高齢協はいろいろ違いがあるとは思いますが、地域のまとめ役のような役割(ネットワークの結節点)を果たせるようになれば、素晴らしいと思います。
 一般的な状況を考えてみますと、就業している現役世代は、昼間は会社などに出ていて地域は留守にしている場合が多いと思います。学齢児童は地域の学校に、それ以上の学生はやはり留守が多いと思われます。そうすると、地域を守るのは元気な高齢者ということになります。高齢協がそうした地域ネットワークの中心になれるよう期待します。

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